いま、30年以上前に書いた現代古典派経済学という古い原稿をtexで書き直しているのだが、その一つの章で、古典派経済学の再生産費賃金理論について論じている。
再生産費賃金理論を突き詰めると、人間の命の価値を考えざるを得ず、労働力と命が一つの結合生産物として扱うことになり、最終的に新しい生命や生殖というものも経済学的に議論しなくてはいけなくなることを示している。それをかなり一般的な数学モデルで議論しているのだが、その異様に深い理論的展開に、これを書いた自分の頭がおかしいのではないかと、ふと感じたのだ。
これはその現代古典派経済学の一つの章に再現しているが、元々は、岩手大学人文社会科学部の紀要に掲載した英語の論文だ。興味があれば、以下のページに文献概要と、全文のダウンロードリンクが貼られているので、ご覧になられるといい。
「ECONOMIC THEORY OF LIFE PROCESS : ON LIFE AND LABOR POWER AS JOINT PRODUCTS」
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