「池の尾の僧俗の態度に、この傍観者の利己主義をそれとなく感づいたからに他ならない」
傍観者の利己主義とは、他人の不幸に同情する気持ちと、その不幸が無くなれば逆にまたその不幸の中に陥れたいという感情が湧くことである。
ストーリーは、芋粥と似たところがある。渇望していたことが成就することによる悲哀である。
人間の本質に関わることだ。私がゼロを楽しもうとすること、あえてゼロになろうとすることと似ている。
ゾッとするほどの悪辣なロシアによる侵略。 今の事態を見ていると、逆にウクライナの大統領が、トルストイの「戦争と平和」に出てくるナポレオンの侵攻と戦ったクトゥーゾフ将軍のように見えてくる。それは全く私の願望なのだが。
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