「池の尾の僧俗の態度に、この傍観者の利己主義をそれとなく感づいたからに他ならない」
傍観者の利己主義とは、他人の不幸に同情する気持ちと、その不幸が無くなれば逆にまたその不幸の中に陥れたいという感情が湧くことである。
ストーリーは、芋粥と似たところがある。渇望していたことが成就することによる悲哀である。
人間の本質に関わることだ。私がゼロを楽しもうとすること、あえてゼロになろうとすることと似ている。
歴史上には無数の戦争の記録がある。歴史の区切りは戦争に彩られていると言ってもいい。 そこでは将軍の下、無数の兵士が武器を持って戦い、そして死んでいった。記録に残る歴史には、兵士を死なせた将軍のことは書かれているが、死んでいった数えきれない兵士のことは、ほとんど書かれない。もちろ...
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