あまりによく知られた短編だ。
カンダタを愚かな人間と笑えるものは、この世にはいないだろう。もしいたとしたら、ただ人間を路傍から眺めている聖者だけだろう。
「カンダタの無慈悲な心が、そうしてその心相当な罰を受けて、元の地獄へ落ちてしまったのが、お釈迦様の御目から見ると、浅ましく思し召されたのでございましょう」
お釈迦様には、人間を見る目がなかった。また、あの世に行った人は、天国には誰もいないのでは、ないだろうか。
ゾッとするほどの悪辣なロシアによる侵略。 今の事態を見ていると、逆にウクライナの大統領が、トルストイの「戦争と平和」に出てくるナポレオンの侵攻と戦ったクトゥーゾフ将軍のように見えてくる。それは全く私の願望なのだが。
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