鷲田豊明のブログ 2021年1月〜
世界の中で、人は自分の存在をより大きなものにしたいと思う。
しかし、その世界を小さいと思っている人以上には大きくはなれない。
行き着く先は、荘子の万物斉同である。
歴史上には無数の戦争の記録がある。歴史の区切りは戦争に彩られていると言ってもいい。 そこでは将軍の下、無数の兵士が武器を持って戦い、そして死んでいった。記録に残る歴史には、兵士を死なせた将軍のことは書かれているが、死んでいった数えきれない兵士のことは、ほとんど書かれない。もちろ...