2021年4月26日月曜日

「学生の皆さんへ」ーー つながりは言葉から ーー

表題のYoutube動画の字幕をテキスト化したもの。


はいどうも。わっしー教授です。

ひとこと学生の皆さんにね、お話をしてみたいと思いまして、この動画を作ろうということになりました。

まあ30数年大学教授やっててですね、たくさんの学生の皆さんと、お話ししてきたわけですけども、その学生の皆さんが持ってる、人間的な能力と言いますかね、そういうものは、だいたい二、三十分話をすると、ある程度感じることができるんですよね。その人間的能力というのは、専門的な知識じゃないですよ。経済学なり芸術とか絵とか音楽とか物理なんか、そういうなんか専門性のある、そういうものの能力、理解力ということではなくてですね、やっぱ人間としてそのもっとベースのところである力ですね。それはもうそんなに長く話さなくても、分かります、ということはよく感じましたね。

結局それは何かというとですね、言葉の力なんですよね。言葉本当にあの使い理解しこなせるか、という事が一番大事だと思いましたね。それで今コロナの時代ですけども、リモートっていろんなことやるじゃないですか。もう学生の皆さんも、それはあの学生の授業とかね、そういうのがもうあの、リモートになってますよね。オンライン授業とかなってますね。私は残念ながら、オンラインが始まる前にあの、退職してしまって、具体的なオンライン授業というのは、やったことないんですけども。まあまああの自分でもZOOMとか、使って会議とかそういうとかやりますね。そういうことをやる中、でやっぱりそれオンライン、あれがリモートとかいう風になると、もうあの人と人をつなげるものは何なのか、と考えた時、空間というのもと、人をつなぐ役割はあまり果たせないんですよね。

リモートですからまあ、職場、学校、全部リモートんですからね。離れちゃってますよね、空間もね、それじゃあ、そこでつなげるものはなにかというと、もちろん画像もあります、あると思いますけども、何よりも言葉ですよ。

言葉が人をつなぐ力になってくるということで、これはもちろんそのコロナが始まる前から、インターネットが始まった時から、なんか、あの人たちは仲間なの、というのが、実はその空間的な所に、一緒にいる仲間じゃなくて、オンラインという一つの、あの仮想的なバーチャルな空間にいる仲間になってしまったりですね。そのことは起こってきてるんですけども、このコロナの時代になって、さらにそれが真剣なものになってきたということは感じますね。

そこで言葉というのは、だから私が一番まあ、今日皆さんに、学生の皆さんに、学生といっても大学生だけじゃなくて高校生の皆さんにもお話したいと思ってることは、そういう言葉の力を磨くということがこれからの時代、本当に大切になってくるんだということなんですよね。

言葉というのはなんか、ギリシャ語で言うとロゴスですよ。人間の社会の、宇宙の根本的な真理に近づく道具でもあると思うんですね。ロゴスと言うとで、そういうものとして、あるいは魂(たましい)がこもったものとしての言葉のことですね。もちろんこのSNSがありますから、皆さんも言葉は本当に言葉でつながるということが、実感されると思うんですけども、もちろんそのSNSの言葉の大事なんですけども、もっともっと人間と人間があたかも空間的に近いとこにいるかのように、その相手のパーソナリティ、人格というものを理解するためには、やっぱり言葉の力なんだということで、その言葉というのは、結局自分自身を表現するものですよね。もちろんその言葉で、自分自身というのは、自分の感情とか、非常に、この自分の心なんて、ものすごく複雑ですよね。それはもう、どう表現するのか、身振りでは限界があるという、言葉を巧みに使っていかに自分を表現できるのか、これが日常、問われるわけですね。同時に、自分を表現するということは、その言葉を通して他人を理解するということにもなるわけで、他者を、他者の言葉によって、その他者の存在、人格それをどう理解するのかというその心でですよね。人の心を理解するという言葉ですよ。だから言葉を操れる能力というのは本当に大事だと思うんですね。

これちょっと、例えば、ある昔、私の知り合ったの大学教員が、あのベンチャー企業の創設、学生とか、あるいはあと関係者の創設の支援している教授がいましてですね。その方とよく話した時に、学生の力でいったい何が大事なのかという、その先生が言うのには国語だと言ってましたね。ベンチャー企業を真に、起こして、維持して、発展させる力を持つ人間っていうのは、国語の能力が高いという風に言ってましたね。そういう、それはもすごくよくわかります。やっぱりその、私がさっき言った人間力というのは、人間の能力っていうのは、もちろん専門性もあるんだけども、ベースで、人と繋がれる力とか、つながる力とか、あるいは人を動かす、あるいは人と共感する、そういう力という、それは僕は人間力というふうに言ってるんですけども、それを根本的に支えているのは

言葉を使えるかどうかということです。

こっちはSNSのやつなんか、短い言葉で相手に端的に伝える、これはすごく大事なんですけども、やっぱ短さというのは、ある種の限界がある。もちろん短さ

それは常に絶対的な限界じゃなくて、逆に短い言葉が大事な場合もありますが、俳句とか短歌とか和歌とか、あるいは詩もそうですけども、言葉は凝縮することによってその言葉のエネルギーが濃縮されて、読んだ人に爆発的に伝わるというのは、逆に短い言葉で、しかしその詩とか俳句とか、短歌とかその短い言葉が洗練された言葉として人にインパクトを与えるわけですよね。だから小説なんか、どんどん長い言葉で色々表現してるということはあるんですけども。

まあそういう言語能力というの学生の皆さんがですね。まあ高校時代、中学も含めてですけど、そっからしっかりと身につけていくことが、たんに何かの

専門家になるということではなくて、自分の人生を豊かにする上ですごく大事だと思うんですね。

じゃあどうしたらいいのかという時に、それはあのー、いろいろあるとしか言いようがない面もあるんですけど、私が一番大事だと思うな

やっぱりいい言葉に触れる言葉に触れるということですね。その、良い文章を読むことですね、それはまああのまぁ小説なり、随筆なりに書かれた優れた文章にどれだけたくさん親しめるかということが、まず第一なんじゃないかと思うんですねそれはもう本を読むということです。すごく古典も含めてですね。人類が生み出してきた、まあ日本なら日本人が生み出してきた、外国のやつが翻訳されて、もうその、日本語になりますけども、そういういい文章に、しっかりと小さい頃から触れていくことが大事なんですよね。

私なんか今、今でも小説読みますけども、結構、読むほうなんですけども、やっぱり、あのー、十代の頃ほんとうに、たくさん小説というか、私は長編小説好きだったので、ほんとうに、長い言葉を延々と読んでいくのが、まあ好きでしたけども、そういういろんな言葉に触れる。まあそれは、単に本だけじゃなくて

さっきもいったような、まあ、色んな、あのーテレビとインターネットとか、舞台、いろいろなところであるんですけども、最も高濃縮された文章が集まった本、というのはその大事なのものだと思うんですね。

だからまあ私が、是非ともいいたいのは、学生の皆さんに言いたいのは、言葉を通して、言葉の背景にある、人の心を理解する言葉を通して、自分の心自分の人格を表現していく、こういうものにあの習熟していくというか、洗練された能力を鍛え上げていくということがとても大切だというお話でした。

はいどうもありがとうございました。(終わり)

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