2021年2月11日木曜日

日本永代蔵


第1巻、4、 昔は掛け算いまは当座銀

三井の商売のやり方が書いてある。「現銀(きん)売りにして掛け値無し」

5、世は欲の入れ札に仕合わせ

タイトルの意味がいまひつつ理解できないが、面白い。

「それぞれ身分相応に身の持ち方をするのが身良いものだ」、分相応に生きろという叔父の言葉を思い出す。

タイトルの意味が最後でわかった。要するに、昔繁盛した商家の後家が、借金ばかりになった。家を売ろうにも、借金以下でしか売れない。そこで、くじを作った。くじに当たった人にこの家を差し上げるというのだ。くじ(頼母子の入れ札)は一枚銀4匁。みんなが損したところで、4匁と入れ札を買った。3000枚売れた。12貫目を設けた。くじに当たったものは、たった銀4匁で、一軒の家もちになり、打った女は金が入って再び金持ちになったという。


第4巻(3) 仕合せの種を蒔銭

両替商になった商人の話が出ている。結局、交換比率の不安定な三種類の銭があるという不便が、両替商を生んだ。そこに商機があった。

 各巻5話ずつで、全6巻、全30話、読み終えた。小説のようにも書かれているが、随筆のようでもある。全話読んだが、それをまた吟味しながら、活かしたいと思おう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

「嚶鳴寮の時代」とはなんであったのか

 神戸大学に赴任したのは40歳の時だから、31年前だ。その頃、昔、学生だった同じ時間を共有した嚶鳴寮生用にメーリングリストを立ち上げた。最近は30人ほどが登録していた。長年、運用と管理をしてきたが、それを一方的(全体の了解もなしにの意)に、今度閉鎖することにした。その時の通知文を...