今日は平日だ。
荒川の河川敷は、ゴルフに興じる老人たちが元気な声を張り上げていた。散歩をする老人もいる。
子供連れの父母が散歩をしていた。どちらかの仕事が休みなのか、在宅勤務のどちらかが休憩なのか。
中で、私の無無線をやるすぐそこの階段の上でスマホを熱心にいじる若い女がいた。そんなにしっかり見ることもできないのでよくわからないが、何れにしても、マスクで顔を隠しているので、詳しい雰囲気はわからない。
同じように今日休日の仕事人か、授業がリモートになっている学生なのか、わからない。
かなり近い、我々との距離を考えると「自分はここが指定席なのだから。あなたたちがよそ者でしょう」と主張しているようにも見える。
こちらに、色々の、勝手な想像が膨らむ。
ただスマホをやるためだったら、いつも生活している家の中でよかろう。そこにいたいと思ったのだ。いることの手持ち無沙汰の合間を、スマホいじりで潰しているのだろうと思う。
熱中する趣味も、熱中する男もいないのだろうと思う。それとも、昼の散歩コースなのだろうか。
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