「 平成30年国民生活基礎調査」の「世帯数の相対度数分布−累積度数分布,年次・所得金額階級別」をグラフ化した。
これだけでは、どれがどの曲線に対応しているかわからないので、とても醜いが、特徴は、1990年代初頭のバルブ崩壊ののち大きな社会構造の変化が起こっているということである。2008年のリーマンショックによってそれがより固定化したと言える。
わかりやすく3階級に分類した。低所得階級は、バブル前に戻ったが、それは変わらなかったということではない。この図で表示されている期間は33年間あるので、人口は大きく変わっていないとすると、この33年の経済成長の恩恵はこの階級に何ももたらさなかったことになる。それは高額所得階級にほとんど吸い取られてしまっている。そして、中流階級は、持続的に没落している。
高齢化による年金受給者が増加していることは考慮しなければならないが、これらの傾向を覆すほどの影響はないと予想している。
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